2010年4月4日日曜日

癒しを探して…自閉症の人の気持ちを知る方法 その2




前回、自閉症の人が感じる「騒がしい場所」の体験を試みました。


自閉症の人の気持ちをもっと良く理解するには、もっと色々と体験しなくちゃ!と思って、色々と調べ始めました。そして挑戦 したのは次の事。


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椅子に深く座り、リラックスして、目を閉じます。
頭の中を空っぽにするイメージで深呼吸をした後、次の事を想像して下さい。

カリカリのベーコン、歯ごたえが良くって美味しくって、大好き。

ママの作るスクランブルエッグは、ミルクが沢山入ってとってもフワフワ。これも大好き。

まさかっ!なんてことだ~!

今日のオカズはカリカリベーコンとフワフワスクランブルエッグが混ざってる!

いったい誰が、2つを混ぜて一緒に食べようなんて考えたんだろう?

柔らかい中にブツブツの感触が口の中で渦を巻く事を想像しただけで、気分が悪くなる。

かろうじて、2つをスプーンで掻き分けて別々にしたけど、

同じお皿の上にあるなんて信じられない! どうやって食べろと言うのだろう?

お皿の上にあるフワフワとブツブツを見ていたらクラクラしてきた。

なんだろう、これはまるで、さつま揚げのようだ!。

あの、魚臭くって大嫌いなさつま揚げ!

胃がムカムカしてきて、吐き気がしてきた。



目を閉じて、「お皿の上の物が無くなってしまいます様に」と神様にお願いした。


さあ、目を開けて下さい。
これが、自閉症の人が感じる、「食べ物」の一例です。

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なるほど。と思いました。
自閉症の子は、食べ物の好き嫌いが激しいのは知っていましたが、こうゆう感覚(理由)があるとは…
食べ物を食べ物として認識する方法が全く違うのですね。
そう言えば、知り合いのお子さんは、バナナが大好きだけど、
シールが付いているバナナしか食べないそうです。
バナナって、1房買っても、シールが付いているのは1本か2本ですよね?
その子のお母さんは、シールを取って置き、お子さんにあげるバナナに張るそうです。
その子の立場で考えれば、シールが付いていないバナナは「食べ物」ではない
という考えなのでしょうね…。
ちょっとした事だけど、割引マークや、パッケージ袋入りの食べ物など、何かが「食べ物」の印となっている物があるんでしょう ね?
う~ん。

もっと違った角度から食べ物を見る事が必要なようです 。

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